会社が目指すべき財務戦略
事業ビジョンの実現力 = キャッシュリッチ!?
会社の競争力を高める4つの重要な経営資源は、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」といわれています。その中でも、「カネ」は、経営者の事業ビジョンの実現に大きな影響を与える要素の一つ。どんなにやりたいことがあっても、資金がなければ何も始まりません。
今まで2000社以上の中小企業様への支援を通じて、経営者の想いをたくさん実現している企業ほど、”キャッシュリッチであること”が挙げられます。
それには、事業の成功に合わせて、しっかりとした財務戦略を練っていけるかが大切なのです。
意外に自社のことを知らない!?
財務戦略を立てるためには、まず自社の現状を把握する必要があります。ちなみに1年間の本業を通じて、自社がどのくらいのキャッシュ(現金)を生み出しているか知っていますか?
会計用語では営業キャッシュフロー(CF)とも言います。厳密に計算すると、色々とややこしいですが、簡単な指標であれば、以下の計算で試算できます。
税引後利益+減価償却費 = 簡易営業CF
簡易営業CFが大きければ大きいほど、本業でキャッシュを稼いでいることになります。
1年間の事業で稼いで残るキャッシュがそのまま会社の口座に残っていればいいのですが、そういう訳にいきません。そこから経費で落ちない支出があります。
・資産計上の支出(棚卸し在庫、保証金、資産系生命保険、貸付金等々)
・金融機関等からの借入返済
支出が、キャッシュ(現金)を超える企業は、金融機関からの借入など新たな資金を調達してこなければなりません。このあたりは、実際は場当たり的に対応している企業が非常に多いのが現状です。何かしらで調達できればいいです、出来なければ資金ショートしますので、事業継続が難しくなります。
まずはしっかり本業でどのくらいキャッシュが生み出せているのかを自社で把握することが大切です。
財務強化サポートの流れ
当社の財務強化サポートは、まず自社の現状分析と経営者の事業ビジョンの共有を行います。その事業ビジョンの実現に向けて今後どのくらい資金が必要で、いかに手元のキャッシュを増やしていくか計画を策定します。
上手にキャッシュを残していく方法
『1年後先だってどうなるかなんて予測できないのに、2年後、3年後なんてまったく予測なんてできないし、そもそもそんな計画なんて意味がない!』
そう本音をおっしゃる経営者もいらっしゃいます。
確かに100%当たる予測は不可能です。都度、その変化に対して何が最善かを模索しながら経営判断しなければなりません。事業計画は、その先どうなるかというシミュレーションであり、方向性の確認するツールでもあるということです。予期せぬ事態にも対応できるようリスクマネジメントすることも経営者の大切な役割です。
また、営業CFより損金性の支出が多い場合は、当然金融機関からの資金調達が必要となります。上手な借入ができるかどうかが、資金繰りに影響するということはよくあります。
当社では、リスクマネジメントを通じて資金調達から支出抑制に向けた改善まで対応させていただきます。