(2)定量的に性能又は効能が異なること数字などの客観的な評価が求められます。新しい設備を導入することによりどのような変化があるのかをデータ化して示すことでクリアできるとされております。
次に、市場の新規性要件について説明します。
市場の新規性は、企業が新たにターゲットとする顧客層が既存事業の顧客層と異なることで示します。既存事業の顧客層を明確にし、新規事業の対象顧客層が明確に異なることを示す必要があります。
以上をふまえて、内製化を補助対象とする例を挙げます。
自動車部品メーカーが新たに依頼された医療機器部品の製造工程を構築した際、設備投資の予算が足りずに一部を外注としていたプロセスがあるとすると、そこを事業再構築補助金での新設備導入によって完全内製化することで、過去に製造した実績のない製品の製造を可能とします。さらに、自動車部品と用途が全く異なる医療機器部品を製造・販売することで、既存の顧客層と大きく異なる顧客層をターゲットにすることが出来ます。